顎の痛み/顎関節症の症例
顎の痛み/顎関節症の症例
治療効果には個人差があります。
症状や病名が同一のものであっても、当院の経験に基づいた症例であり、一般的な鍼灸の効果を意味するものではありません。
あなたの症状に似た症例を、お探しください。
顎の痛み/顎関節症
- 顎が痛い
- 顎の痛みで口が開かない
- 歯を食いしばることが多い
- あくびをしにくい
- 歯ぎしりを言われた事がある
症例2 歯の治療後から出た下顎と歯肉・歯茎の痛み
患者
50代 女性
来院
2016年 9月(往診)
症状と来院理由
前日に、左側の歯を麻酔した後に治療をした。治療後から下顎が腫れてきて、それとともに歯肉と歯茎にも痛みが出るようになった。翌日になっても痛みが引かず辛かった時に、ちょうど母の往診治療で来ていた当院に相談の後、治療をお願いした。
治療内容と経過
身体を見ていくと、下顎の左側に赤みがある。腫れも出ており、歯肉と歯茎の痛みも伴うので、口を開けようとすると痛みが増す。
まず、活法「顎関節の調整」を行うと、口が少し開けやすくなった。次に顎や歯肉・歯茎も問題ででる特有のコリがあったので、手のツボを数カ所使うと、腫れが引き歯肉・歯茎の痛みも軽減し口を動かしやすくなったので、治療を終了とした。
その後、2日後には全く気にならなくなったとのご連絡を頂いた。
使用した主なツボ
養老L、後谿L、外谷L
考察
顎の痛みや歯肉・歯茎の痛みも、整動鍼は良い対応ができる。特有のコリを見つけ、そこを緩めるツボを使うことで、痛みを改善させることが出来るという証明にもなる症例であった。
症例1 会話や食事の時に口を開く動作をしようとする時に出る顎の痛み
患者
10代 女性
来院
2016年 3月(往診)
症状と来院理由
5日前に朝起きて、朝食を食べようと口を開けようとした時に、右の顎に痛みが走った。そこからは会話する時にも痛みが出るようになり、日に日に痛みが増してきた。口を開けようとすると痛みが強く食事・会話もままならなくなったので、以前から関わりのある当院へ往診依頼をした。
治療内容と経過
口を開こうとすると、人差し指1本分を開くのがやっとで、その際に右の顎に痛みが伴う。
まず、活法「顎関節症の調整」を行うと、口が開きやすくなった。
続いて身体を見ていくと、頚に顕著な硬さがあったので、手と肩に鍼をすると硬さが緩み、口も指3本分まで開くようになった。開くが痛みが残ったので見ていくと、顔に硬さが残っていた。手に鍼をすると痛みも8割下がり、口も開きやすく会話するのも問題が無くなったので、治療を終了とした。
その後、ご連絡があり1週間後には痛みが0になったとの報告をいただいた。
使用した主なツボ
養老R、肩参R、外谷R
考察
剣道をしているという事で、日常的に歯を食いしばる事や、竹刀を持つ動作の反復が、顎周辺や手の過緊張を生み、痛みが出たものと考えられた。顎周辺は、手に限らず様々な場所からの影響がある。本症例は、剣道でかかる負担を早期に見つけられた事で、1回の治療で良い変化が出たのである。