バネ指(曲げると痛みロックもかかる)
症状
高校卒業後、工場で溶接の仕事をし、常に道具などを握っていたり掴んでいる時間が長い。数年前より、作業が続くと右手の中指が曲がったまま伸ばせなくなった。「ガクッ」という音と痛みを伴うと伸ばす事が出来た。この状態が続いていくうちに、中指を曲げる時にも痛みが出るようになり、整骨院に通うようになった。その場では少し楽になるが、翌日の仕事の際には痛みが戻り、どうにかならないかと思い、知人の紹介で当院に来院した。
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来院者
男性
30 代
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期間
2015年7月 ~ 2015年7月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
<1診目> バネ指は脊柱と肩甲骨周辺との関連が強い。まずは、脊柱を調べ、反応の強い場所を見つけ、そこに鍼をすると、指の動くが楽になり、「ガクッ」となる音も減ったが痛みはまだある。続いて肩甲骨周辺を見てみると、特有のコリを見つけたので鍼をすると、痛みも音も大幅に軽減したので終了とした。 <2診目〜3診目> (1週間おき)同様の施術を行い、3診目で痛みが解消されたので施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
バネ指は脊柱と肩甲骨の影響が強い。握る・掴む動作の長時間の反復で、肩甲骨〜脊柱へと負荷がかかったことで、バネ指が発症したと考えられる。発症してからの期間が長い症状であったが、継続した施術をすることで、症状が解消されることは多いのである。
担当スタッフ