頭痛の症例
頭痛の症例
治療効果には個人差があります。
症状や病名が同一のものであっても、当院の経験に基づいた症例であり、一般的な鍼灸の効果を意味するものではありません。
あなたの症状に似た症例を、お探しください。
- 片頭痛(偏頭痛)
- 後頭神経痛
- 緊張型頭痛
- 頭重感
- 吐き気・嘔吐
- 目の周りの痛み
- 目の奥の痛み
- こめかみの痛み
- 眉毛・おでこの痛み
- 顔面の違和感
- 三叉神経痛
症例2 こめかみが痛む頭痛
来院者
30代 女性
来院期間
2021年 7月
通院頻度
1日
通院回数
1回
症状
元々、肩と肩甲骨の周辺が痛むが、数日前に首が思うように動かなくなり、それと同時にこめかみに頭痛が出てきた。
施術と経過
問診と触診を踏まえ、こめかみとの関連のある肩や肩甲間部の過緊張があったので、そこを緩ませるために、手に鍼をするとその場で頭痛が消失し、首もスムーズに動かせるようになったので、終了とした。
使用した主なツボ
精霊、六谿
まとめ
仕事でこの時期多く手を使っていたようで、手の過緊張が強かった。特に過緊張の強い部分とこめかみは、関連性が強かったため頭痛が出たと考えられる。またその過緊張によって首を左右に向ける動きの制限がかかり場合があり、原因が同じものから来ていたので、1回での良い変化が見られたのであろう。
症例1 数年間定期的に出る頭痛
患者
30代 女性
来院
2016年 11月(往診)
症状と来院理由
数年前から定期的に頭痛が出るようになった。仕事の忙しさや気圧の変化で痛みが出やすい。頭痛薬などで騙し騙し生活していたが、今回は薬を飲んでも痛みに変化が無く、後頭部と側頭部にズキズキしたり締め付けられるような痛みが続き、どうにかならないかと思い、知人の紹介で往診依頼をした。
治療内容と経過
〈1診目〉
身体を見ていくと、頚肩全体の硬さ顕著であった。活法「坐骨切り」を行い、臀部に鍼をすると、肩全体が軽くなった。軽くなったことで頚にハッキリとしたコリがあり、そこを押すと痛みが出たので、緩めるために腰と背中に鍼をし終了とした。
〈2診目〉
前回の治療後、後頭部の頭痛は気にならなくなった。側頭部はまだ締め付けられるような痛みはあるが、左側だけになっている。
左肩に硬さがあるので、臀部と手・足に1本ずつ鍼をすると、硬さが緩んだので終了とした。
〈3診目〉
頭痛はほぼ出ることが無くなった。肩に硬さの残る部分があったので、腕と背中に鍼をすると緩んだので終了とした。
その後、予防の為現在も定期的に往診して良い状態を保っている。
使用した主なツボ
胞膏LR、空髎L、合谷L、三陰交L、鉤笠L、T6(2)L
考察
頭痛は頚と肩のコリからくるのがほとんどである。日々頚肩の酷いコリ感を感じていたとのことがあり、実際頚肩全体に硬さがあったのが原因で、頭痛が長い期間定期的に続いたのだと考えられた。そのコリの原因は多岐に渡るので、一つ一つ解決させていくことで、少ない回数での改善が見られた症例であった。