Q&A
鍼って痛くないのですか?
" 施術 "
数多くある疑問の中で、この質問が一番多いものかもしれません。
結論から申しますと、「完全に無痛」ということはありませんが、鍼を初めて受けた方の感想で多いのは「痛くない」もしくは「ほとんど痛くない」です。
感じ方は人によって多少違いはありますが、もしも痛みがきたとしても、毛抜きで毛を抜かれた時と同じ様な「一瞬だけチクっとくる」イメージです。
ツボの位置によっては、皮膚の敏感な部分(手首のまわりや足首)にしますが、始めに刺激がくることはあったとしても、その後は鍼をされている感覚はないという人がほとんどです。
その秘密は、鍼の細さにあります。
鍼は細ければ細いほど、皮膚にある痛覚センサーに反応しないため、痛みを感じにくくなります。
例えば、蚊の針は0.08mmと極細なので、刺されても痛みを感じません。
そして、採血などに使用される注射器の一般的な針の太さは0.60mm~0.80mmです。
それに対して、日本で主に使用される鍼灸用の鍼は0.10mm~0.30mmと注射器の針の1/5程しかありません。
鍼灸の鍼は注射器よりも蚊の針に近い細さなのです。
当院で使用する鍼は、0.16〜0.24mmです。その中でも一番多く使用するのは0.16mmのものになります。
現在では、鍼のメーカーにより鍼に痛みの出ない工夫が施されていており、上記にもありますが、もしも痛みがきたとしても、毛抜きで毛を抜かれた時と同じ様な「一瞬だけチクっとくる」イメージとなります。